事業者名 |
仙台市交通局 |
事例名称 |
バスちかサポーター制度 |
概要 |
あらかじめ介助の方法等の研修を受講し、登録を受けたボランティア(バスちかサポーター)が自ら通勤・通学や買い物等でバスや地下鉄を利用する際に、高齢者や障害者、妊産婦等で、手助けを必要としている者を見かけた場合に、率先して手助けを行うボランティア制度を平成15年度から実施したもの。 |
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取組の様子 |
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協力者・関係者 |
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仙台市 |
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仙台市社会福祉協議会 |
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仙台市視覚障害者福祉協会 |
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背景 |
国における交通バリアフリー法の制定や仙台市における基本構想の策定を受け、現在、交通バリアフリー特定事業計画の策定を行っている中で、このバリアフリー化の取り組みにおけるソフト事業として位置付け、実施したもの。 |
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内容 |
バスちかサポーターは、高齢者や障害者等で困っている方に対し、次のような活動を行うものとする(無償)。 |
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バス・地下鉄車内 :乗車や降車、着席の支援 |
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バスプール等:行き先、停留所、エレベーターやトイレ等の案内、手荷物等の運搬 |
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地下鉄駅構内:行き先、出口、エレベーターやトイレ等の案内、コンコース、階段等での介助、手荷物等の運搬、券売機での乗車券購入時の支援 |
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※地下鉄駅構内において、改札内で活動が必要な場合は、乗車券を購入せず、バスちかサポーター証を駅務員に提示することにより有人ラッチを通過できるものとする。(乗車は不可) |
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※活動中、支援の対象者の身体・持ち物等に損害を与えた場合や、バスちかサポーター自身が負傷した場合は、仙台市市民活動保険の適用を受ける。 |
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鉄道事業者、沿線自治体の概要 |
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事業形態 :第一種鉄道事業者 |
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営業キロ :14.8km |
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輸送人員(平成14年度):55,347千人 |
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主な沿線自治体及び人口(平成15年3月末):仙台市
991,169千人 |
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効果 |
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平成15年10月より事業を開始。 |
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市の広報紙等での公募の結果、中学生から70歳代まで、計92名のバスちかサポーターが登録され、活動を開始したところである。 |
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成功(失敗)理由 |
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「バスちかサポーター」の募集にあたっては、福祉関係の団体、学校、市の関係部局等と連携し市内各所で募集案内の配付を行ったことから、ボランティアを志す市民の方への情報提供が効果的に行われたため、多くのサポーター登録という成果を得られたこと。 |
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実用的な取組となるよう駅構内での活動を可能とするべく、バスちかサポーター証の提示により有人改札を通過をできることとしたこと。 |
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バスちかサポーター活動中の事故等に対しては、仙台市市民活動保険が適用されることとした等、市から支援を得られたこと。 |
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今後の課題 |
利用しやすい環境整備を行っていくためには、誰もが率先して支援できるような仕組み作りが必要と考えており、今回登録を受けたバスちかサポーターの活動状況等を把握し、継続的に事業を実施することが重要。 |
お問い合わせ先 |
東北運輸局 |